Loading...

CT検査

CT検査とは

当医院では人間と同じく、CT検査を行うことができる動物病院です。CT検査とは様々な角度から撮影し、体の断面を撮ることができる設備です。
CTでは3次元的な解析が可能で、レントゲン検査では見つけることの難しい病態の診断などに必要な、より詳しい情報を得ることができます。

CT検査のメリット

  • 診断精度向上により、早期発見につながります。
  • レントゲンでは分かりづらい病態の診断が可能です。
  • 手術適用の判断が明確に診断できます。
  • 多くの画像から飼い主様も病状を把握しやすくなります。

適応症例

頭部

水頭症、耳道疾患、歯科疾患、腫瘍(脳・鼻腔・口腔・眼窩)、骨折、意識障害

胸部

腫瘍(肺・腫瘍の肺転移)、肺葉捻転、気管虚脱

脊椎/脊髄

椎間板ヘルニア、腫瘍、骨折

腹部

腫瘍(肝臓・腎臓・脾臓・膵臓・副腎・膀胱・腸・リンパ節)、門脈体循環シャント、結石(腎臓・膀胱・尿管)、腸閉塞、重積捻転(胃・腸・脾臓)、異物

検査当日の流れ

01

検査当日の6時以降は絶食絶水をお願いいたします。

02

来院いただき、麻酔前検査を実施し、麻酔を行います。

03

CT撮影を行います。撮影が終わると検査は終了です。

04

数日~1週間程度で検査結果を説明いたします。

CT検査の注意点

  • CTの撮影時間は10分程度ですが息止めなどの不動化が必要であり、動物の場合、全身麻酔を施してCT検査を行います。麻酔時の食物逆流による誤嚥を防ぐため、当日の食事制限(絶食)が必要です。
  • CT撮影の麻酔は注射麻酔薬のプロポフォールと吸入麻酔薬のイソフルランを主に用い、必ず気管挿管を行います。当院ではCT以外にも年間200件以上の麻酔を実施し、過去10年間で麻酔中および直後の死亡率は約0. 1%です。麻酔の危険性は動物の状態が悪いほど高くなりますので、麻酔前に血液検査やレントゲン検査などで十分に状態の把握をすることが重要です。
  • より正確な診断を行うために造影剤を用います。造影剤の種類として副作用の少ない非イオン性のヨード剤を使用します。副作用として、ごく稀に、吐き気、かゆみなどの症状が見られることがありますので、しばらくは院内で十分に観察します。

MENU